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           家相について 1
                     -避けるべき土地などについて-
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このページの目次
 従来の家相について
 避けるべき土地について
 家を建てるにあたって
 引っ越しについて

従来の家相について
 「家相の本に書いてあることは正しいのか、それともインチキか」と聞かれれば、私は「半分は本当、半分はインチキである」と答えます。昔、私は家相というのは興味がなかったんです。なんか方位を細かく分けて、トイレや台所はどっちの方角はよくないだとかいってる。でも小さな家では、たとえば台所や風呂が北と北西の両方にかかることだって多いだろうし、そもそもこのような複雑な家相というのは何を根拠にいっているのかわからない。だから最初から「食わず嫌い」みたいな感じでした。

 そうしたときに出会ったのが、宜保(ぎぼ)愛子さんの『幸せを招く家相開運法』(日東書院)という本です。このなかで宜保さんは次のように述べています。
 「私のこれからお話しする家相は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)とは異なります。……(中略)……霊視によって得られた家相の話なのです。したがって、通常よく用いられている鬼門なども、あまり関係ありません。これは非科学的論拠によるものも多く、また、迷信の域を出ないものもあるようです」

 また、『霊が喜ぶ開運家相』(主婦と生活社)には次のように書いてあります。
 「ところがその後、家相はだんだん複雑怪奇になってしまいました。たとえば、鬼門(北東の方角)、裏鬼門(南西)などの方位が設定され、仏教やほかの思想が混じり合ってさまざまな俗説を生むようになったのです」

 私が様々な占いに関して調べた結果、一般的に次のようなことがいえると思います。
 「西洋や東洋で何千年にもわたって伝わってきた占いは(おおむ)ね信用できる。しかし、近年日本で突然現れた占いや、伝統的な占いに改変を加えた部分は、たいていインチキである」

 したがって、家相にも、昔から伝わってきている正しい部分と、近年になって加えられたインチキな部分が混在しているということになります。宜保さんも次のように述べています。

 「むしろ、私自身が驚いていることなのですが、霊視による家相の吉や凶も、古代中国の陰陽五行説と相重(あいかさ)なる部分がかなりあるということです」

 しかし、現在一般に行われている家相は誤った部分も多いわけですから、それにしたがって建てられた家は、逆に不幸を呼んでしまうことだってあるわけです。実際、家相の専門家のアドバイスにしたがって建てられた家が火事になったということもあるそうですし、そうした家から自殺者が出た例を私は知っています。

 では、いったい現在普及している家相のどの部分が正しく、どの部分がまちがっているのでしょうか。これについてこれから説明していきたいと思います。その元となるのは、今あげた宜保さんの二冊の本です。これらの本は現在は絶版になっていて手に入りません。したがってかなり詳しく引用させてもらいたいと思います。また、これがきっかけで復刊にでもなれば、大変喜ばしいことです。また、同じく霊能者の(しも)ヨシ子さんの『浄霊家相』(実業の日本社)も参考にさせてもらいましたが、この本は現在販売されているので、内容については簡単に触れるに留めておきます。また、霊能者の江原啓之(ひろゆき)さんの意見や、風水のDr.コパこと小林祥晃(さちあき)さんの本に書いてあることも参考にさせてもらいました。

 まず、このページでは、家を建てる土地について述べたいと思います。これについては従来の家相の本に書いてあることと、宜保さんをはじめとする霊能者たちの意見はほぼ一致しています。したがって、「誰の意見が正しいのか」などと迷う必要はないわけです。

避けるべき土地について
 避けるべき土地に関しては、その多くは宜保さんだけでなく、ほかの霊能者や、従来の家相の本などにも共通して指摘されています。

・墓地、処刑場、焼き場、古戦場の跡地、地蔵のあった土地
・焼死者が出たなど不幸があった土地
・神社のそば

 墓地などはその跡地はもちろん、隣接する土地も避けたほうがいいということです。どうしても近辺に建てるときは間隔を広くあけること。
 神社のそばに家を建てなければならないときは、神社にお酒を一合持っていき、「隣に家を建てますが、どうぞお守りください」といって(おが)み、鳥居(とりい)のそばにその酒をふりかけてあげるとよいということです。

・川、沼、田んぼの埋め立て地
 これらの埋め立て地はよくないということですが、現実には家を建てなければならない場合もあるわけです。その場合の対処法としては、まず田んぼは稲の根をすっかり掘り上げて更地(さらち)にしてから、一週間以上はそのままにして休養させること。そしてその他の埋め立て地も含めて、土地の供養(くよう)をすることです。供養は、普通の土地に家を建てるときにも有効です。宜保さんの『霊が喜ぶ開運家相』(主婦と生活社)よりその方法を引用します。

 「手のひらいっぱいのお塩、お米、あずきを、それぞれ半紙に載せ、これら三種類のおひねりを四つずつ作ります。敷地の四隅に二十センチほどの穴を掘って、お塩、お米、あずきのおひねりを、一つずつ埋めて土をかけます。」
 そして次のようにことばに出してお願いします。
 「この土地に、お塩、お米、あずきを埋めます。よい家にしたいので、どうかお守りください」
 すでに家を建ててしまった場合は、同じように埋めたあと、
 「いつも守っていただきありがとうございます。これからも家族が繁栄しますように、どうかお守りください」
 さらに同書は次のように述べています。
 「お塩などのおひねりの代わりに、お酒を用いる方法もあります。念を入れたければ、両方なさるとよいでしょう。お酒一合くらいを二、三倍の水で薄めて、地面にかけてやります。土地が広大だったら、それなりにお酒と水の量を増やしてください」

 少しお金がかかりますが、土地の四隅に水晶球を埋めて土地の浄化を行う方法もあります。これは家相の本などにもよく載っていますが、下ヨシ子さんの『浄霊家相』にも記してあります。四隅には直径3センチほどの水晶球を埋めるといいでしょう。なお、水晶は必ず天然水晶を使用すること。人工水晶(溶解水晶)では効果がありません。また、水晶は使用する前に一晩水につけておき、流水で清めるといいでしょう。室内に置く場合は、これを定期的に行うといいといわれます。ただ、室内に置く水晶球は、直射日光に当たるとレンズの役割をして火災を起こすことがあるので、気をつけてください。

・三角形などの変形の土地
 三角形などの変形の土地に住むのはよくないのですが、住まなければならない場合は、土地の角の部分に、前に述べた塩・米・あずきを使った厄除(やくよ)けを行ったり水晶を埋めたりします。そして家はなるべく敷地の一辺に付けすぎないようにし、出っ張っている角の部分は樹木を植えたり物置やガレージにするなどして、居住部分として使用しないようにすることです。

・道路より低い土地
 道路より低い土地は住まない方がいいのですが、そこへ降りる階段をコンクリートのステップにして土の部分を残さないようにすると、凶作用を和らげることができます。

家を建てるにあたって
・避けたほうがいい業者
 神仏をバカにしているような建築業者の場合、過去に事故を起こしている場合が多く、再び事故を起こしたり、よい工事ができない可能性が高い。したがって避けたほうがいいということです。

・地鎮祭について
 家を建てるときに()鎮祭(ちんさい)が必要ということは風水の占い師だけでなく、宜保愛子さん、下ヨシ子さん、江原啓之さんの三人の霊能者も共通して述べています。ただ、形式的に地鎮祭をやるだけでなく、建築主が心を込めて祈ることが大切ということです。宜保さんは、地鎮祭を行う費用がない場合は、仏壇に塩・米・あずきをそれぞれ一合ずつ供えて家の無事な完成と家族の加護を願い、建築予定地の中央に酒をまいて、家族全員で「私たち家族をお守りください」と祈るとよいと書いています。

引っ越しについて
 引越しは日中に行うのが望ましく、夜に引越ししたりすると(わざわ)いが起こることがあります。どうしても日中にできないときは、できれば午前中に家族の誰かが家族それぞれの上着などを引越し先に持っていき、湯を沸かして白湯(さゆ)や茶を先祖に供え、自分も飲むことです。すでに夜に引越しをしてしまった人に関しては、宜保さんの『霊が喜ぶ開運家相』には次のように書いてあります。

 「この本を読んで、『ああ、私も夜中に引っ越しをしてしまった。どうしよう』と、心配していらっしゃる方はいませんか。そのようなときには、朝三日間、日の出の時間を見計(みはか)らって早起きし、部屋の窓を全部開放してから、家族全員一度外に出ます。四、五分間外にいて、また、玄関をガラッと開けて入ってください。さらに湯を沸かして、お茶か白湯を湯飲み茶碗に一杯ずつ、みんなで飲みます。これは、引っ越しをしたあと、何か月かたったあとにしてもかまいません」


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