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私の哲学書を読む際に参考となる図と表です。
                 おしらせ

本サイトは、諸事情により2024年1月いっぱいで 閉鎖する予定です。長い間ありがとうございました。なお、書籍の「ザ・有名人占星術」は、加筆訂正などを行い、2024年の秋ごろに「新版・有名人占星術」として出版する予定です。

    
   
 現在の、特に先進国における様々な社会問題の根本原因は、「自由・平等・博愛」の過剰によるものである。すなわち、「自由・平等・博愛」においても、「中庸」が求められる。上の図は、平等に関するものだが、これを自由と博愛に置き換えても、同じ図が成立する。


  人間の本能を否定する「ユートピア的理想主義」こそ、人類の不幸の根源である。
    (『過度の差別』と『過度の平等』は、「ユートピア的理想主義」というコインの表と裏)

          ※自由民主主義からユートピア的理想主義的要素を排除すべき。    
  現実主義・現実的理想主義 
(本能を肯定)
ユートピア的理想主義
(本能を否定)
 
君主制(立憲君主制、古代ローマの帝政)
共和制、資本主義、保守主義
アリストテレスの思想
儒教(孔子・孟子) 
古代ギリシャ・ローマ、および日本の多神教               
社会主義、共産主義、ナチズム
フェミニズム、人権至上主義
プラトン、ルソー、トマス・モアの思想
道教(老子・荘子)
イスラム教原理主義
欧州中世のキリスト教原理主義
仏教の基本思想(仏教原理主義)
   自由民主主義  




差別などに関する思想・政策の基本的傾向
人種差別
民族差別
適度の差別を容認。
(差別意識も本能の一部)
ナチズムのような激しい差別か、逆に完全な平等を求める。 
階級差別  適度の差別を容認。
(君主制・天皇制・貴族制など) 
共産主義のように差別を撤廃しようとしても、逆に強い差別を生む。(累進課税制度も差別であり、財産の強奪行為) 
男女差別  適度の差別を容認。 イスラム教原理主義のような極端な女性差別か、逆にフェミニズムのような過度の男女平等。 
同性愛者の差別  適度の差別を容認。 同性愛者を投獄したり死刑にするか、逆に過度の平等思想から同性間の結婚を認めたりする。
愛と憎しみ  自然な愛と憎しみの感情を容認。
(愛や憎しみも本能の一部)
キリスト教のように過度の愛を奨励して憎しみを否定するか、逆にナチズム(ユダヤ人への憎しみ)や共産主義(資本家への憎しみ)のように過度の憎しみをあおる。
自 由 適度に認める。
(理性や道徳も本能の一部である)
自由を極端に抑圧するか、逆に、他人に迷惑をかけないかぎり完全な自由を認めようとする。
性道徳  性に対しては比較的寛容だが、家族制度を尊ぶ。(結婚も本能の一部と考えられる) 過度に禁欲を奨励するか、逆に家族制度を否定してフリーセックスを賛美したりする。 
売 春  適度に認める。売春婦への差別意識も適度にある。  完全に禁止するか、逆に過度に認めたうえ、売春婦への差別意識をなくそうとする。
死 刑 適度の適用。 軽微な罪(浮気、同性愛など)でも死刑にするか、逆に死刑を廃止する。 
   
中庸
(本能は中庸を求める)

社会の円滑な運営

社会・人類の幸福
 
極端

大虐殺・大量餓死・大戦争、
犯罪の増加・社会の衰退を招く


社会・人類の不幸、さらには滅亡の
可能性

解説

「人類の数千年来の哲学は根本的に間違っていた。その誤りが、特に二十世紀における大虐殺、大戦争、大量餓死等の凄まじい悲劇を生み出した」というのが私の考えです。

 たとえば、自然科学の分野では、古代ギリシャ時代の科学と、現代のそれを較べてみた場合、比較にならないぐらい現代のほうがレベルが上です。確かに、超能力とか霊魂などを研究対象とする超科学のように、現代の自然科学の理論をもってしても解明できない分野は少なくありません。しかし、自然科学全般ということからすれば、それが非常に高いレベルにあるということは疑いのないことです。

 それに対し哲学はどうでしょう。おそらく世界中の哲学者は、現代の哲学の水準は古代ギリシャの頃よりはずっと上、ほかの社会科学とか自然科学同様、高レベルにあると考えていると思います。哲学というものにほとんど関心のない一般の人たちも、哲学というのは、なんだかわけのわからない難しい言葉をたくさん並べているけど、高尚で立派な学問なんじゃないの……とか考えているのではないでしょうか。

 しかし、私は敢えて言います。哲学という学問は、アリストテレスやプラトンを代表とする古代ギリシャ時代でも大きな欠陥を抱えていたが、その後レベルが低下して迷路に入り込んでしまった。本来哲学は、人類に幸福と繁栄をもたらす助けとなるべきものだが、その誤りによりとてつもない不幸を人類にもたらしたのです。

 数百万人以上が犠牲になったといわれるヨーロッパ中世の魔女狩り。二十世紀におけるヒットラーのユダヤ人大虐殺。スターリンや毛沢東が行った共産主義思想による数千万人を超える大殺戮(だいさつりく)。それらの根本原因は、まさに哲学の誤りによるものであると私は考えます。

 では、どこが間違っていたのか。それについて私は、かつて「本能論」「人間の価値」の二部からなる「新・真理」という論文、というより哲学書を執筆しました。今回これを加筆・訂正して発表しようと思いますが、その時期はかなり先になる予定ですので、ご了承ください。