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このページの目次
① 安楽死・尊厳死の法制化と非人道的な延命治療の禁止
② 医師不足などの解決
③ 医療による薬の過剰使用をやめさせる
④ 歯科のアマルガム使用による水銀中毒の問題
⑤ 様々な施設の禁煙と分煙の推進
⑥ 喫煙者と非喫煙者とで健康保険の保険料の支払額に差をつける
⑦ スギ・ヒノキの花粉症の撲滅に全力をあげて取り組む

各項目と説明
① 安楽死・尊厳死の法制化を行う。死が迫った患者には、本人が望まない限り、苦痛を長引かせるような治療は行わない。


② 医師が開業する場合、現在のように大学で専攻した以外の診療科でも扱える制度はやめる。産婦人科や外科の医師不足を解消するため、診療報酬の引上げや、医療事故の訴訟リスクの軽減など、あらゆる方法をとる。また、病院のインターンの激務の解消をめざす。病院の経営を、企業経営の専門家に任せられるシステムを導入する。


③ 医療における薬の過剰使用をやめさせる。

 日本の医療は、欧米と較べても異常に薬の使用量が多い。私の家族や親類でも、薬の強い副作用が現れたことがあるが、薬の使用をやめたら副作用が消えただけでなく、元の病気も治ってしまったということもある。成人病の治療などは、本来、医師はまず生活習慣の改善などを指導して治療すべきなのに、やたらと大量の薬をよこす。しかし、特に老人は薬を排泄(はいせつ)する力に欠けるため、薬が()きすぎることが多い。そこで多くの患者は薬の効きすぎや副作用から逃れるため、その多くを捨てている。国民の医療費がとてつもなく(ふく)れ上がっているといいながら、医師は過剰な薬を患者に渡し、患者の多くはその効きすぎと副作用に苦しんで体を傷つけ、それを恐れる人たちは、その薬のかなりの部分を捨てているという、まさに異常な医療である。

                 
                       日本では異常に大量の薬が使用されている

 なぜこんなことになってしまったのか。製薬会社は政治家に政治献金し、厚生労働省の役人は製薬会社に天下りをしてきたため、医療において多量の薬を使わせるようなシステムが作られたということもあろう。これは日本にかぎったことではないが、医療研究者が多額の研究費を製薬会社から受け取っているため、製薬会社が(もう)かるような治療法を提唱しやすいということもある。かつて医薬分業が行われていなかったころは医師は薬を出せば出すほど儲かったため、その名残(なごり)が残っていて、患者のほうも薬をやたらと欲しがるということもいえよう。また、現在の血圧やコレステロールなどの正常値は、厳しく設定しすぎているという説も有力で、そのために薬が使われすぎているということも考えられる。近頃は「コレステロールを減らす油やマヨネーズ」のような機能性食品も多く出ている。そうしたものを活用して、医師はまず食事や運動などにより患者が健康を回復するように指導すべきで、薬の使用は最小限にとどめるべきといえよう。


④ 歯科医師が使用する歯の充填物(じゅうてんぶつ)のアマルガムには水銀が含まれているため、多くの健康被害が広がっている。アマルガムの使用を禁止し、すでに充填されている人には、これを外して他の安全な充填物に替えるように指導する。

 何を隠そう、これは私自身が被害者の一人である。私は何十年にもわたって、原因不明の病気や体調不良に苦しんできた。特にここ数年は、胃腸障害で入院し、突発性難聴、前立腺炎、腰などの痛み、さらには電車の中で急に気分が悪くなるなど、症状が悪化した。ところが、歯の金の詰め物が取れて歯科医院へ行ったのがきっかけで、思いも寄らぬ原因がわかったのである。一般の人には普通の銀にしか見えない私の四本の歯の詰め物に、アマルガムという材料が使われていたのだが、この主な成分はなんと水銀なのであった。そのため、私は水銀中毒にかかっていたのである。無機水銀のため害がないということで、特に昔は盛んに使用されていたということだが、時が経過するにつれて有害な有機水銀に変わるという説が有力である。水俣病(みなまたびょう)の原因でもある有機水銀は、全身に様々な症状を引き起こす。実際、私は、これを取り去って金の充填物に替えてから、ゆっくりであるが、確実に病状や体調がよくなってきている。

               
                    歯の充填物のアマルガムの主成分は水銀である

 なぜこのような有害で危険な医療行為が現在でも認められているのだろうか。その原因の第一は、アメリカの歯科医師会にある。アメリカではアマルガムによる多数の健康被害が訴えられているにもかかわらず、歯科医師会が(かたく)なにこの害を認めず、これを取り去った歯科医師に制裁を加えたりしているからである。おそらくこれを認めれば、訴訟社会のアメリカでは巨額の損害賠償を請求されるからであろう。「押し紙」の存在を認めない日本の新聞業界のようである。アメリカに「右へ(なら)え」の日本の歯科医師会も、表向きはこの害について認めてない。しかし、個々の歯科医師には有害性を認識している人も多く、患者に安全な充填物への交換を勧めるケースが多い。幸い、私のかかった歯科医師もその一人であった。ただ、歯科医師も、この治療を数多く行うことには危険性を伴う。アマルガムを取り去る時に発生する水銀ガスにより医師自身も水銀中毒にかかる恐れがあるからである。これを防ぐには高度な設備が必要である。

 全国には、私と同じように、これが原因で様々な病気に苦しんでいる人たちが数多くいると思う。国は一刻も早くこのような危険な医療を禁止し、すでにアマルガムを充填されている人には、他の安全な充填物に替えるように指導すべきである。それ以前に、心当たりのある人は、信頼できる歯科医師に診てもらうことをおすすめしたい。
                

⑤ 様々な施設の禁煙や分煙を推進する。完全禁煙の飲食店は経営的に苦しい店が多いため、税の優遇措置をする。

 日本でも欧米諸国に(なら)って飲食店などの禁煙化が進展しつつある。しかし、いかにも日本らしく、禁煙化は努力義務であって、違反しても罰則がないケースが多い。しかし、こうした方式は問題がある。特に居酒屋などでは、正直に禁煙化した店から禁煙化していない店へと客が流れ、「正直者がバカをみる」制度になってしまうからである。そうならないためには、禁煙化した店には税の優遇措置をするなどの支援策が必要である。私は日本経済活性化のために企業減税をすべきだと考えているが、禁煙化していない店には減税を差し控えるというのも一つの方法だろう。

                
                          分煙の飲食店は多いが……


⑥ 喫煙者と非喫煙者とで健康保険の保険料の支払額に差をつける。


⑦ スギ・ヒノキの花粉症の撲滅に全力をあげて取り組む。

 スギやヒノキの花粉症は今や国民病ともいうべきものだが、ガンのように命に関わる病気ではないため、国は本気でその対策を行っているようには思えない。しかし、この病気には多くの国民が苦しんでいるというだけでなく、それにより患者が仕事をする効率が著しく落ちるなど、国全体における損失も大きい。国は全力を尽くしてこの病気の撲滅に取り組むべきだろう。そのためにはマニフェストの9で説明するような森林の整備をしてスギやヒノキの花粉が飛ばない環境を作ると同時に、花粉アレルギーの根本的な治療法も普及させる必要がある。

 私も昔はかなりひどいスギ花粉症だったが、現在はほとんど症状は出ない。鼻づまりを取る手術をしたということもあるが、長年病院に通って減感作療法という治療法を続けた成果である。この治療法は、スギ花粉やハウスダスト(ダニの死骸などの家のほこり)などのアレルギーの原因物質を体に注射し、抵抗力を付けるというアレルギーの治療法である。最初はきわめて薄い液を少量注射し、毎回徐々に濃度と量を増やしていく。始めは週に一回通うことが必要だが、やがて二週に一回、一カ月に一回というように注射の頻度は減ってくる。この治療法が効かない人も三割ぐらいはいるらしいが、私のようによく効くケースも多い。ただ、長年通う必要があるし、治癒(ちゆ)してからも一カ月に一回程度は通わないと悪化してしまうようである。

 しかし、この治療法の恩恵を実感している私としては、この病気に苦しんでいる人たちに勧めたい療法である。ただ、残念ながら、現在この治療法を実践(じっせん)している病院は少ないし、医院はほとんどない。その理由としては、まれにショック症状になる患者が出るなど医師にとってもリスクが大きい治療法であるにもかかわらず、健康保険で支払われる治療費がきわめて安いということがある。治療費を大幅に上げられるようにすると同時に、それによる医療事故が生じた場合の保険についても整備する必要があるだろう。

 また、飲み薬による減感作療法の開発も進んでいるという。将来はむしろこの方法がこの治療法の主流になるのではないだろうか。そうすれば、患者が病院に通う回数も減るだろうし、この療法の普及は飛躍的に進む可能性がある。いずれにしても、厚生労働省は製薬会社や医師会と協力して効果的な花粉症の治療法の開発と普及に務める必要があるといえよう。


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